中小企業の人材採用や教育にも役立つ「育ちと世代で変わる」思考の3パターン

中小企業の人材採用や教育にも役立つ「育ちと世代で変わる」思考の3パターン

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■友達数 = 田舎 < 都市 < ネット


 

田舎 < 都市 < ネットというように、友達 ( 知合い ) の数は増える。友達 ( 知合い ) の数によって人の思考は変わって行くと思うんですよ。

どの思考が変わるかというと、以下の2つ。

  • 人間関係の思考。
  • 働き方の思考。

ここでは、それぞれを、「田舎思考」・「都市思考」・「ネット思考」と呼ぶようにします。それを順を追って、見ていこうと思う。

田舎思考

田舎では人が少ないので、限られた友達との付き合いが中心となるので、 「 好き嫌い 」 「 解る解らない 」 があっても付合っていかないといけない思考があり、喧嘩したり話し合ってとかでガチンコ解決しようとする。

都会思考

それが都市になると、田舎よりも人が多いので、友達が選べるようになる。なので 「 嫌い解らない 」 が少ないコミュニティを探す思考になり、そこに身を置くことが出来る。ガチンコが起こると次のコミュニティを探し移動する。

ネット思考

そしてネットになると、より新しい友達 ( 知合い ) と簡単に繋がれるようになる。よって 「 解る人だけわかってるくれればよい 」 という解ってくれる人だけ付合う思考になる。ようは 「 解りあえる説明 」 すら面倒くさいという思考になり、ガチンコになる前に相手を選ぶ。

また、この思考差は、世代によっても変わる。自分の生てきた環境の軸が、田舎か都市育ちか、ネット時代か非ネット時代育ちかという背景も大きく関係する。人は自分の経験を否定したくない生き物なので理屈で理解しても、様々な心理が働いてなかなかゼロベースでは考えられない。よって、それぞれの思考軸がそのままになることが多い。

 

■この思考の差は、働き方にも影響する。


 

これは、仕事という点でも同じ事が言えて、客を選べる仕事と、選べない仕事。仲間を選べる仕事と、選べない仕事がある。
職業うぃ選ぶという視点からみると、ネット思考の人は、起業家やフリーランスになり、仕事や仲間を選び 「 解ってくれる人だけでよい 」 働き方を選ぶ傾向が多い。逆にそれがネガティブに作用し 「 解ってくれる人 」 探しの心の旅に出るとニートになる。

ただ、ネット思考が良いとか、非ネット思考が良いかは分からないが、どちらも良い点があると思う。

  • ネット思考 = ガチンコに力や頭を使わずに他に広く速く思考を使える。
  • 非ネット思考 = 人の心に深く入るので痛みを伴うが思考に深みがでる。

どちらにしても、非ネット思考から見ると、合理的で冷たくすら感じるネット思考の人が、都心人口の増加、ネット人口の増加により、増えてることは事実であり、ネット思考の人はガチンコは無駄と考えている。

 

■まとめ


 

なにが言いたいかというと、表面的にネットを利用する人が増えたという事だけでなく、それによって 「 ネット思考の人が増えてるよ 」 という事を理解してないと、ビジネスでも経営も商品開発も集客も求人も成立たない。

働き方としても、ネット思考によりスイッチコストが圧倒的に低くなってる世の中で、「 いつかは、オーナーで利権で楽して稼ぐ!」みたいな、昭和の野望は成立たないと思う。

マーケティングの視点でも、モノや価格だけでなく。また求人の視点でも、給与や仕事内容だけでなく、それぞれの思考も考慮して 「 どの思考の人向け 」 なのか、その思考の中の 「 どの価値 」 に訴えるのかを考えて設計しないと、今まで以上に ザル になりますよという事。

 

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マーケティングや事業戦略のサポートを行い中小企業・ベンチャー企業の次世代ビジネスの創造を手がける。株式会社アイノート、代表取締役。

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