よい経営者になるには?成長する会社と消える会社の社長。

よい経営者になるには?成長する会社と消える会社の社長。

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会社の寿命は10年と言われる時代、伸びる会社や継続できる会社と、消えていく会社は何が違うのか?

それぞれの特徴を追ってみました。

 

■過去を捨てれないor柔軟性がある

 

消えていく会社に多いのは、過去を捨てれないです。その過去には色々とあり、主なものとしては、過去の栄光、業界の常識、自分の固定概念です。

まずは自分の心の中の問題。これら過去の成功体験ばかりを基準にしていると、市場のニーズについていけなくなります。

新しい事へのチャレンジが怖い。それは今と過去を壊すことも必要になります。過去の成功体験を捨てることにもなります。なかなかこれが出来ません。

 

また周囲という点で見ると、新しいチャレンジに反対派が必ず存在します。それは一概に悪いという訳ではなく、その反対する理由を見抜く事が必要です。

なぜなら人の意見には必ず良きも悪きも何かの思惑があるからです。変化することで、自分の利益や立場が脅かされるという理由での反対は社内外問わずに多いのではないでしょうか?この思惑のある意見を鵜呑みにしての判断は危険です。

 

人生にもステージがあるように、会社にもステージがあります。小学校から中高生へそして社会人へとステージが変わる度に周囲の人間も変わってきたはずです。

人生では、その時のステージに必要(互いに)な人が現れて、そして時を共にするようになっているものです。これは会社も同じです。

 

目の前の意見や過去の考えにとらわれず、未来に何が必要なのか?それに必要な考え方や意見をチョイスできる柔軟性のある会社だけが成長するのです。

 

 

■周囲に利益目当ての人が多いor少ない

 

ビジネスをしている以上、利益目当ての人が多いのは、ごく当たり前で自然なことです。それ自体には何も問題はありません。

問題はこの内容にあります。

 

それはシンプルな話で、貴方の会社で得た利益を、次への成長へ向けた投資への話なのか?もしくは目先の消費の話しなのか?です。以外とこの判断が出来ない経営者は多いと思います。

なぜなら、多くの経営者は会社で得た利益を浪費することで、周囲にもてはやされる事が多いからです。お金使いが変によいと周囲には、それ目当のYESマンが当然増えます。そして彼らの対応にすごく自尊心が満たされるので、本質的な事が見えにくくなる訳です。

 

一方、綺麗ごとにも聞こえますが、利益とビジョンが一致して、そこに集まる人は違います。その人たちは社長と財布のセットは見ません。社長とビジョンのセットをみます。

見てるものが違うので当然その対応や意見なども違ってきます。前者は概ね気分のよい意見が多く、後者は時には気分の悪いことを意見もします。

 

ここで言いたい事は気分が良い悪いではなく、その人が財布かビジョンかどちらを見ているのかの見極めが大切ということです。

 

 

■勉強家orなまけ

 

社長業を初めて数年経つと大半の社長は、なまけに陥ると思っています。人間ですから。

創業時は必死です。学ぶ動くが活発です。しかし年数が経つとそれがだんだんと、出来なくなる。もしくはやらなくなるのです。

 

出来ないパターンは、会社の伸びや取引の拡大で、多忙となり、学びが出来なくなる場合です。これは何でも自分でやるタイプの社長に多い。その多くは人を信用してないか、おカネにセコく投資しないです。

これが自分の時間を拘束するようになり、結果として学ぶ機会もへり、時とともに旧態依然なビジネスへと繋がっていきます。

 

やらないパターンは、意外と多い。少しお金に困らなくなってくると怠けるのが人の性です。

よくあるケースでは学ばなくても、お金も入る。周りもチヤホヤしてくれる人がいる。そうなると気付かなくなるのですね。だんだんと衰退していることに。

 

学ぶといっても、その専門家になる必要はありません。専門家は雇えばよいのです。

ただし専門家と話ができる程度には学ぶべきです。それがないと成長への共有が出来なくなるからです。

 

一番大事な学ぶことは、時代の流れです。分かっているようで、浅く狭いことが多いのがこの学ぶです。

社長の仕事として最も重要な仕事を創ることの原点となり、根底となり、根拠にもなるとても重要なポイントです。これには学問的な学びと、実践的な学びがあります。

どちらも必要ですが、特に後者が重要です。なぜなら、ビジネスは、やらないと分からない事が殆どだからです。

 

■まとめ

 

会社の成長は、間違いなく社長で決まります。それは社長に人もお金集まるからです。集まらない社長の会社には成長はありません。

その為に必要なことは、過去に固執しない事。チャレンジする力。何を見てる人かを見極めること。見極める力とビジョン。学ぶこと。学ぶ時間をつくる力。

 

業種や地域を問わずに、共通のことと思います。表層的な問題のなかには、この様な本質的な問題があるはずです。

これは良い時ほど、見えなく自体は水面下で進行しているものです。良い時に手を打てる会社が成長し生き残るのです。

 

これで集まる人やお金の中身がかわります。周囲の環境や人の原因もありますが、それを選んだのは自分ということです。

 

マーケティングや事業戦略のサポートを行い中小企業・ベンチャー企業の次世代ビジネスの創造を手がける。株式会社アイノート、代表取締役。

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