儲かるビジネスの選び方と考え方は本質を見ること。

儲かるビジネスの選び方と考え方は本質を見ること。

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儲かるビジネスを考えた場合に、いろいろとアイデアやノウハウはあると思いますが、よくインターネットである「稼ぐ方法」などは私は好きではありません。

そのような、目先だけや、ただお金を稼ぐだけの思考では、本当に儲かり続けることはないでしょう。

 

では、儲けるとはどういったことでしょうか?

 

簡単に言うと、大きくは2つのことに分かれると思っています。それを真摯にサービス化して提供することで、お客さんがつきビジネスとして成り立ちます。儲けるとはその結果でしかないのです。

 

儲け方の2つのポイント

  • 人がやらないことをする。
  • 人ができないことをする。

 

ビジネスとは、雑な言い方にはなりますが、大きくはこの2つに集約されると思います。それぞれの例やサービス化の方法を見ていきます。

 

 

■儲けるビジネス1:人がやらないことをする。

 

世の中にあるビジネスの大半は、この「人がやらないこと」を代わりに行うことで成立っていると思っています。

「やらない」と「できない」は似ているようで大きく違っていて、ここでは、やり方はわかっているが、やらない。やれば出来るがやらない。といったことを指すことにします。

 

これは本当におおくて、人間というものは、基本はめんどくさがりの動物です。ビジネス以外の日常の生活で考えても、面倒臭くて「後回し」「放置」など言うことはあると思います。

これを、代わりに行うことがビジネスとしての仕事です。すごくシンプルで当り前のことですが、この点をきちんと理解していないと「売れないサービス・商品」となってしまいます。

 

誰が、何を、面倒臭くてやらないのか?

その人は、それをいくらで、どれくらい楽して、他人に依頼するのか?

 

これは、マーケティング的な考え方としても基本中の基本です。いわゆるリサーチや分析といったことで、それを明確にして整理して、広告によってお客さんに伝えます。

 

人がやらないことをビジネスにするといっても、範囲は相当に広くなります。

例えば、最近伸びているサービスでは「家事代行」これはシンプルにわかりやすい「面倒臭い代行」です。私の事業であるマーケティングの代行も「やらない」に入ると思っています。時間を作って勉強しテストを繰り返すと誰でも出来ます。

この、人がやらない事の代行にも種類があって、「単に面倒臭いからやらない」と「やる為に時間がかかるのでやらない」です。どちらもニーズはあります。

しかし、ビジネスとして考えた場合に、前者は参入障壁が低い。面倒くさがらなければ誰でもできることだからです。すると、競合も増えていくことになり価格競争や差別化競争が必須となります。

よってこのゾーンで勝ち抜くためには、テクノロジーを駆使したり、高度なマーケティングスキルが必要であったりと、ビジネスそのもの為の別のスキルが必要になってくることも多いです。

よって、このゾーンの人が後述する「人ができない」サービスを利用するお客さんにもなる訳です。

後者の場合は、参入障壁は面倒臭いだけサービスに比べると高くなります。そのスキルを取得するのに時間やコストがかかるので、それらを投資できない人はそのビジネスに参加しないからです。

 

どちらのケースにしても、この「人がやらない」ゾーンはサービス業がおおくなります。今の日本にあるビジネスの70%がサービス業だと言うことを考えると、昔に比べて人はいろいろなものを他人にまかす生活になってきていると感じます。

その多くの目的は、「時間を買う」ことで、それによって生活を豊かにしたいという欲求を満たしている訳です。

 

では、人がやらないことをサービス化するには、どのような方法があるのでしょうか?これも大きく分けて2つに分かれます。

 

  • サービス化1:人力で代わりに行う。
  • サービス化2:仕組みで代わりに行う。

 

サービス化1は、労働集約的にサービスを提供するパターンです。こちらはさほど参入のハードルは高くないかと思います。しかし、お客さんの依頼数(=売上)に比例して人件費も膨らみます。

よってこの方法は、簡単に初められる。初期投資が比較的少なくてすむ。などのメリットの反面、利益率は低くならざるえません。

サービス化2は、上記の方法を仕組み化してサービス化する方法です。ここで言う「仕組み化」とは、人力を極力使わずに提供するといった方法です。それにはITの活用が不可欠です。

テクノロジーで自動化したり、AI(人工知能)で学習させていったりと、人がやることを減らすことです。またプラットフォーム化して、1対1で提供するサービスを、1対多数にするといった方法もあります。

 

また、その仕組が機械といったこともあるでしょう。例でいうと「洗濯」です。昔は洗濯は手で行っていましたが、それを家電という機械で自動化した訳です。

 

こちらは、仕組み化するまでに、それなりの時間と初期投資コストがかかります。しかし、一旦仕組み化できてしまうと、人力で提供するよりも利益率は高くなります。

 

この2つのパターンは、ビジネスに関する考え方の違いですが、初期に投資を抑えてスタートするか、投資先行でスタートするかの違いです。

ただ、これからの時代を考えた場合には、後者の方があっているかと思います。なぜなら労働人口が減っていくので、人の確保が今まで以上に大変になってくることが明確だからです。

 

 

■儲けるビジネス2:人ができないことをする。

 

つぎに、「人ができないこと」をするを考えていきます。

これは、前述したように、世の中のことの大半は、自分でできることばかりです。その中でも出来ないこととは何?ということになりますがここでは以下のように定義します。

 

  • スキル、ノウハウが特殊で取得のハードルが高いこと。
  • 身体的などもって生まれたものに依存すること。
  • センスといった見えにくいものに依存すること。
  • 家系や血筋が必要なこと。
  • 歴史が必要なこと。

 

このゾーンは上記のように、さまざまなパターンがあると思いますが、主に「スキル、ノウハウの取得ハードルが高い」と「もって生まれたもの、センスに依存」について考えていきます。

「人がやらないこと」ビジネスは、サービス業が多い反面、こちらの「人ができない事」ビジネスは、技術職が多くなってくるのではないでしょうか?

 

例えば、高度なプログラミングや建築の技術など、そう簡単にはできるものではありません。「やらない」ゾーンが知識と経験で成り立つのに対して、「できない」ゾーンは、それに加えて技術の裏付が必要です。

 

個人的には、身体的能力やセンスに依存することの、スポーツや作家や作詞作曲、アートなどのエンタメやアーティストの世界も技術職のいろが強いと考えています。

これらは、やらないことを代わりにするのではなく、できないことを娯楽や精神的な豊かさを提供するといったゾーンです。

 

これらのビジネスは、参入障壁が非常に高くなります。それは誰でもできることではないからです。よってニーズに対しての競合の数もへるので稼げます。

ただし、その技術やセンスは時とともに進化します。その進化をしっかりと捉えるとこが重要です。とくに近年ではテクノロジーに置換えられることや、サービス提供の方法が変わることで、一瞬でその地位は逆転します。

 

とはいえ、このゾーンのような特殊な技術やセンスをもっている人は、これらを活かさない手はありません。

これからこのゾーンで、必要なことは「自分の技術やセンスを過信しない」この点につきると思います。今ある技術やセンスをどのように時代にマッチさせていくのか?

これを常に考えることです。それには、何かのスキルをミックスさせると面白いことが出来ないか?を考える方法が簡単だと思います。

 

比較的、競合も少なくて業を得れば安泰的なイメージもありがちですが、過去数十年のようには行かないと考えています。

 

 

■まとめ

 

大きくわけて2つのゾーン「人がやらない」「人ができない」のビジネスを見てきましたが、世の中のほとんどのビジネスが「人がやらないこと」の代行です。

そして、そのビジネスが、儲かるか?儲からないか?は、そのサービスの提供方法によって、分かれることが多いと感じています。

 

ポイントとしては、今、社会は世の中は何を必要としてるかを見極めることです。

それは、「◯◯がしたい!欲しい!」などの表面的なことではなく、その根底には何があるのか?

例えば、それによって「時間」を得るニーズが高いのであれば、代行によって時間を確保できるものなら売れます。

 

儲けるには、表面的はビジネスそのものを見がちですが、本質的な欲求を理解することが、最も重要なポイントになります。

 

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