ブログを集客に使うためには「3つの役割」を知ること

ブログを集客に使うためには「3つの役割」を知ること

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ブログを集客にビジネスに上手く使いたい方は多いと思います。ネット上にはいろいろなブログ集客の専門家の方の知識・テクニックがあります。

 

多いパターンですと以下でしょうか。

 

  • SEOのテクニック系
  • 毎日更新しなさい系
  • セミナーの告知系
  • ブログ活用の啓蒙系

 

この中でも、SEOのテクニックは、流入数を増やすのに有効で必須だと思います。

 

一方、すごく参考になるものも多いのですが、「ブログ」という言葉に集約されすぎているのかな?と感じることもあります。

そもそも、ブログを何のために使うのか?という基本の根っこのところが一番大切だと考えていて、単に「ブログ集客」というワードで連想されるのが

「ブログ」だけで「集客」のようなイメージにもなりかねません。

 

あくまで、ブログはWEBマーケティングするときの道具であるWEBサイトの1部分でしかありません。

そのブログを自分のWEBサイトで、どのように上手く使うか?ということが大切です。使う目的とWEBマーケティングする上でのポジションです。

ここを、きちんと決めてから、それは毎日更新すべきものなのか?SEOであげるべき記事なのか?を考えて更新することが大切かと思っています。

 

1つのブログの中でも、記事によって「役割」があるので、それを一般的な企業や店舗ですと以下の3つに記事は分解できると思います。

 

 

■ブログ記事の3つ役割

 

  1. 日記
  2. 告知用の記事
  3. コンテンツとしての記事

 

これは、それぞれに役割があるので、どれも大切だと思います。

ただ、よくあるケースとしては、記事がどれかに偏った、1つの役割だけのブログになっていることです。

ケースと目的によっては、それでも良いこともありますが、企業や店舗といったビジネス利用で考えた場合には、得策とはいえません。

 

以下、それぞれの役割・目的・効果を1つづつ見ていきます。

 

 

■日記の役割

 

これは一番多いのではないでしょうか?

ただひらすら「日記」を書いているケースですが、日記の目的はファンとのコミュニケーションです。

これはこれで大切なのですが、このブログは「コミュニケーション用のブログ」だと理解して書いているかどうか?が重要です。

 

コミュニケーション用の記事だけで、集客をもとめているとすれば、それはかなりの低確率でしか成立しないと思います。

貴方は、どこの誰だか分からない知らない人の日記をみますか?また、それだけを見てモノを買ったりお店に行ったりしますか?

 

これだけで、上手く機能する人は、著名人であることです。

著名人といっても、芸能・業界内・ネット上・ご近所などいろいろありますが、なにかしらのファンや知人がそれなりの人数、いるということが前提です。

ましてや、ブログは記事を読んで共感してもらうことが目的なので、SNSで「いいね」をクリックするだけとは、読む側の時間コストが違うので、メリットがないと読まれません。

 

では、著名人以外は「日記」はいらないのか?ということですが、必要です。ようは、使い方です。日記だけではダメという事です。

 

日記ブログの役割としては、「プロフィール」です。

 

何かモノを買ったり、お店を選ぶときに、それを勧める人は、どのような人なのか気になることはありませんか?

これは、営業マンや店員だけでなく、モノづくりの人でも同じです。就職で会社を探すときも、どんな社長なのか?スタッフなのか?も同じですね。

ですので、役割としてはプロフィールなので、それ単体で成り立つことはないと思います。

 

効果を出すには、サイトで見られる順番が大切なので、サイトの構造(リンクの貼り方)を一度見なおしてみてはどうでしょうか。

 

商品・会社・コンテンツ記事・告知記事 → 気に入った → どんな人? → 日記

 

上記もその順番の一例です。逆の順番は著名人か、実際に出会っているひとでしかないと思います。

よって、日記を書いて読まれるには、そこまでに来るコンテンツが必要な訳です。

また、書き方も日常の「どこかに行った」「何かを買った」「今日はこんな日」的なものに偏らずに、自分の考え方をキチンといれないと効果は薄くなります。

 

なぜなら、プロフィールの目的は、自分という「人となり」を知ってもらうことだからです。そこには「共感」や「尊敬」ということが必要になります。

 

ブログの日記記事は、自分を知ってもらい、興味と安心感が、集客へと貢献するということです。

決して、日記記事だけで集客ができたと思い込まないほうが懸命です。なぜなら、一般的には知人やファンはもとから少ないので、上限があるからです。

 

 

■告知用の役割

 

次は、告知用の記事をみていきます。これも、それなりに多いのでは、ないでしょうか?

 

告知用の役割はシンプルに「告知」です。それ以上も、それ以下もなく単に告知して知ってもらうことだけです。

 

ただ、この使い方を間違っているケースは、すごく多いと思います。

告知記事の書き方は以下のようなものが良いと考えています。

 

  • SEOであげようとしない。端的にシンプルであること。
  • 端的にシンプルであること。
  • 記事を凝る必要はない。

 

少し、補足で説明しますと、「SEOであげない」理由は、あげても意味がないからです。

例えば、自分が何かをgoogleで検索したときに、2010年の告知ページが上がっていきたら読みますか?

 

告知記事のほとんどは、「時限」のある記事です。「◯◯月にイベントします!」「◯◯入荷しました!」などではないでしょうか。

この事前告知は、SEOではなく「リンク」や「SNS」から見てもらった方が効果は高いわけです。

なぜなら、タイミングに価値がある記事だからです。

 

一方、事後告知ですが、これもSEOであげる必要はないと思っています。というよりも同じ告知もおおくなると思うので、まず上がらないと思います。

(googleの重複コンテンツというペナルティ対象になる可能性も高い)

 

「でも、過去の告知で実績を知ってもらえるのでは?」や「いろいろSEOであげた方がいいのでは?」という声もあると思います。

その場合は、以下のようなサイトの構造に整理して、行ったらいかがでしょうか。

 

事後告知をまとめた一覧ページをつくって、そこだけをSEOで上げるようなサイト構造にする。

これなら、時限はなくなり、ユーザーにも有益なページとなるのではないでしょうか。

ブログで言う「カテゴリー」というものです。ですからこのカテゴリーの設計が大切になります。

 

次に、なぜシンプルがよいか・凝る必要がないか?ですが、告知記事はメールみたいなものだからです。

ぱっと見て、簡単に分かることが大切だと思っていて、時間をかけて熟読するようなものではないからです。内容さえ分かれば良いのです。

むしろ重要なのは、見出しのキャッチコピーだと思います。

 

キャッチコピー → つかみ2行ほど → 日程や内容 → 魅力の補足

 

くらいの内容をシンプルに伝えることで良いのかと思います。また凝ると、時限なのに記事を書く労力が大変です。

その詳細は、後で書く「コンテンツ記事」で読んでもらうような流れが良いかと思っています。

逆にいうと、そのコンテンツ記事からにリンクを貼って誘導することは重要です。

 

ブログの告知記事は、ほぼ広告という認識をされています。これも大切ですが、告知ばかりでも集客は成り立ちません。

 

(補足:コピペのようになりがちな告知記事は、noindexにしておいた方が懸命です。)

 

 

■コンテンツ記事の役割

 

最後に、「コンテンツ記事」ですが、これがブログを書く上でチカラをいれて書く記事です。

これは、自分のブログ(サイト)に蓄積されていく、資産になっていく記事です。

 

いわゆる、コンテンツマーケティングとも言われるものになります。

コンテンツマーケティングでは、記事だけではなく、画像や動画やインフォグラフィックなど、いろいろな表現の方法がありますが、今回は記事についてです。

 

コンテンツ記事の役割としては、「ファンを作る」 「より深く、知ってもらう」です。

 

言い換えれば、もうそのままですが、自社サイトの有益なコンテンツ。ユーザーに役に立つ情報です。

この記事をきっかけに、商品やサービス、会社、お店、自分を知ってもらうことになります。

また、逆の流れもあり、サイトに訪れたユーザーへ商品や会社のノウハウや知識などを知ってもらい安心してもらうような役割にもなります。

 

コンテンツ記事 → 為になる → 興味 → 商品・会社

商品・会社 → コンテンツ記事 → 安心・納得

 

こうみると、重要な役割だとわかると思いますが、実際に記事を書くのはたいへんです。

書くだけでも、普通に2~3時間かかったりすることもザラです。

本格的に取り組んでいる企業では、企画・スケジュール作成・取材などもろもろで数週間かけて行っていることもあります。

 

このコンテンツ記事をキチンと行うと、より深く、会社や商品をしってもらえるようになります。またSEOにも非常に強くなります。

一般的なブログのイメージよりも、サイトの一部というポジションでしょうか。サイト(ホームページ)だけでは伝えきれないことを伝えるわけです。

しかし、記事を書くのに労力がかかるので、このコンテンツを書くときには、ある程度の条件をつけた方が良いと思っています。

 

  • 時限(年・日・時間)に縛られないこと。
  • ある程度、普遍的な内容であること。

 

このように、数年間は劣化しないように書かないと、書いた労力が無駄になってしまいます。

また、更新の頻度ですが、よくある「毎日書くべき!」というブログのノウハウもありますが、その必要はないと思っています。

多くても、1週間に、1~2回でいいと思います。それには理由があって以下になります。

 

  • 毎日ムリに書くと内容(質)が悪くなる。
  • ネタ切れになるのが早い。
  • その時間を商品や会社・店・お客さん・スタッフのためになる時間にあてた方が良い。

 

確かに、ブログは更新が大切ですが、毎日内容が薄い記事を更新しても、あまり意味がありません。

個人的には、それはSNSでもいいのでは?とも思います。もしくは、前述の日記ブログです。役割と目的がまったく違うのです。

それよりも、内容があって質のよい記事を、適度に更新し続けることが良いと思います。

 

また、書き方ですが、SEOも意識して書く必要があるので、タイトルや構成もキチンと考えてから書くほうがよいです。

このあたりの情報は、所謂ブログのSEOテクニック的なものがたくさんありますので、ここでは省略します。

テクニックといっても、大金はらってまで聞くまでもない情報ですが。

(分析・検証が必要ですという過去記事:http://inote.co.jp/web-to-attract-customers/

 

ポイントは、「誰に」「何を」「どのように」して伝えるかです。

それと、コンテンツのポジションの役割と目的をよく理解して、サイト(ホームページ)の該当するページなどに連携させておくことです。

ここでも、ブログの記事単体で、成り立つことはありません。

 

大事なのは、自分の「ノウハウ」「考え方」「調べたもの」など、人の役にたつことを書くことです。

 

コンテンツ記事は、そのお役立ちがファンを作り、集客に貢献していくことになります。 しらない人に知ってもらい共感を得る非常に大切なとことです。

 

■まとめ

 

ブログには、記事によって、それぞれ3つの役割があるということを見てきましたが、これを理解していないと、記事を活かすことは出来ないと思います。

自分が、「何の目的」で書いているのか? その役割を考えることが大切です。

 

  • プロフィールとしての役割
  • 告知としての役割
  • 深く知ってもらいファンをつくる役割

 

その上で、集客へのつながり方も理解しておくことです。

 

  • 日記 = 安心感
  • 告知 = 広告効果
  • コンテンツ = 興味・理解

 

また、どれが良いということでもなく、1つのブログの中で、それぞれの役割を果たすことが、集客に貢献すると思います。

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